ガス機器・システムについて

出雲ガスでは、おいしさ・快適さ・エコを同時に実現する各厨房機器メーカーの商品を多数お取り扱いしています。
お店の規模・用途・お悩みなど、お客さまに最適な機器・システムをご提案しますので、出雲ガスまでお気軽にお問い合わせください。

料理の質を上げ、厨房の暑さを和らげる厨房機器

おいしい料理に欠かせない強い火力と経済性で支持されているガス厨房。
一方で、機器からの排気熱と輻射熱からくる厨房の暑さが調理人の大きな負担になっていましたが、現在は機器自体が熱くならず、排気熱も抑える「涼厨®」に認定された機器の導入によって、大幅に改善されてきています。

「涼厨®」の機器は、室内が暑くならず自然と空調負荷低減・節電となるので、経済的かつ環境にも優しい機器です。

厨房機器

パワフルでスピーディ、省エネ省コストな空調システム

液体は、気化するときには周囲の熱を奪い、気体が凝縮して液化するときには熱を発生する性質を持っています。冷暖房設備はこの性質を利用して冷媒を圧縮機で圧縮し、機械的に液化と気化を繰り返すことによって熱を取り出したり冷やしたりする仕組みになっており、この圧縮機をガスエンジンで駆動しているのがGHP(ガスヒートポンプエアコン)です。

エンジン駆動時のガス廃熱も利用するため、同じ仕組みの電気ヒートポンプエアコンに比べ、消費電力を約10分の1に抑えることができます。
フロアごとにエリアを分けて設置する場合に向いており、主に小規模店舗や学校・ショッピングセンターなどに設置されています。

ガスヒートポンプエアコン

水の気化熱を利用した環境にやさしい空調システム

ガス吸収式冷温水機(ナチュラルチラー)は、水の蒸発の際に生じる気化熱を利用して冷水を作り、室内の空気を冷やすシステムです。蒸発した水を臭化リチウムに吸収させ、液体の水に再生する過程でガスの熱を利用します。水を冷媒とするノンフロンの環境に優しい空調システムです。

省エネ・省スペースのメリットが大きいため、都市空調の主流になっており、主に建物全体で空調管理する大型ビルなどに設置されています。

ガス吸収式冷温水機

省エネと燃料管理労力削減を同時に実現できるガスボイラ

ガス焚きの蒸気ボイラは、油焚きに比べ燃焼効率に優れ取り扱いが容易なため、省エネ・省人力化が可能です。油の管理・保管場所の確保や配管のメンテナンスがないため、ボイラ管理の手間が大幅に削減できるのも魅力です。

ガス蒸気ボイラは、乾燥や加熱など生産加工設備の熱源として利用されたり、病院の滅菌消毒、ビルの暖房・給湯などの用途で使われています。

ガス吸収式冷温水機

防災対策と再生可能エネルギーで注目される廃熱利用システム

「コージェネレーションシステム」とは、1つのエネルギーから複数のエネルギーを同時に取り出すシステムのことで、ガスにおいては、都市ガスを燃料として発電し、同時に発生する熱エネルギーを蒸気・冷暖房・温水に変えて利用することで、高いエネルギー効率を実現しています。

東日本大震災以降、エネルギー供給のあり方が見直され、変動型再生可能エネルギー拡大時の主力として、また、災害などの緊急時の分散型電源として、その役割を期待されています。
現在は工場の生産工程、ホテルや病院・温水プール等の給湯や蒸気供給などに有効活用されています。