地域社会への貢献

弊社は、株式会社 山陰合同銀行 出雲支店（支店長 成相 修司）による仲介のもと、出雲市が保有するJ-クレジット「神話の國出雲さんさん倶楽部クレジット」（※1）を活用し、社有車23台のガソリン使用により排出されるCO₂のカーボン・オフセットを行いました。

弊社では、2025年中期経営ビジョンにおいて、「価値の創造」を経営理念とし、三つの価値の創造実現（お客さま価値・社会価値・従業員価値）を掲げています。

今回の取り組みは、社会価値の創造実現として、常に挑戦と変革を続けるエネルギー企業であり続けるため、出雲市が進めるエネルギー政策に協力するとともに、クレジット収益による出雲市の更なるCO₂削減事業への貢献を実現するものです。

また、出雲の自然と環境を守る「クリーンで効率のよい21世紀のエネルギー」提供に努めており、出雲市が掲げるゼロカーボンシティの取り組みを後押しするとともに、循環型社会の形成に向けて社を挙げて取り組んだものです。

今後も、地域に貢献するエネルギー企業であり続けるために、脱炭素化経営の実践と、持続可能な地域社会の実現に向けた取り組みを推進してまいります。

※1 「神話の國出雲さんさん倶楽部クレジット」とは、住宅用太陽光システムを設置した出雲市民を会員とする任意団体「神話の國出雲さんさん倶楽部（運営：出雲市）」が創出したJ-クレジットの通称です。出雲市が、クラブの会員が自宅の屋根等に太陽光発電設備を設置したことによってCO₂排出量の削減へ寄与した「環境価値」を取り纏めてクレジット化し、企業等に販売するものです。なお、クレジットの販売によって得た収入は、出雲市の森林再生のために活用されます。

カーボン・オフセットの内容	社有車のガソリン使用に伴い排出される 150t-CO2（5か年）
実施期間	2021年、2022年、 2023年、2024年、2025年（5か年）

出雲ガス株式会社（代表取締役社長：森山恵介、以下「出雲ガス」）は、ENEOS株式会社（代表取締役社長：大田勝幸、以下「ENEOS」）とカーボンニュートラルLNGの売買に関する契約を締結し、カーボンニュートラルLNGの受け入れを開始しましたのでお知らせ致します。

出雲ガスが購入するカーボンニュートラルLNGは、海外の森林保全プロジェクト由来のCO₂クレジット※1を活用したもので、天然ガスの採掘から燃焼までの工程において発生するCO₂を、植林や森林保全によるCO₂吸収量で埋め合わせすることで、地球規模ではこの天然ガスを使用してもCO₂が発生しないとみなされるLNG※2になります。

今回の契約では、出雲ガス内の都市ガス製造設備ならびに事務所の給湯やガス空調等において使用する都市ガス1年分に相当する量の購入を予定しており、約90トンのCO₂排出量削減に貢献します。今後は都市ガスを利用されるお客さまの環境対策の取り組みやニーズに合わせて、カーボンニュートラルな都市ガスの販売についても検討を進めてまいります。

出雲ガスは、2025年中期経営ビジョンにおいて「価値の創造」を経営理念とし、三つの価値の創造実現（お客さま価値・社会価値・従業員価値）を掲げております。その中で「社会価値」の創造実現として、環境負荷の少ない天然ガスの利用促進を推進するとともに、今回のカーボンニュートラルLNGの利用により、出雲ガス自らのCO₂の排出量を削減することで、脱炭素社会の実現および地域の持続的な成長に貢献してまいります。

※1 環境保全等のプロジェクトにより創出されたCO2削減効果を、信頼性の高い検証機関がCO2クレジットとして認証したものです。今回当社が受け入れるカーボンニュートラルLNGは、インドネシアの森林保全プロジェクトから創出されたCO2クレジット等を利用しており、地球規模での温室効果ガス排出抑制に加え、現地での雇用創出や生物多様性の保護等、SDGsの目標達成にもつながっています。
※2 Liquefied Natural Gasの略称（液化天然ガス）